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自治会の広報委員から考える持続的な自治会運用。

2024年9月2日 滋賀となんかする

地域の自治会の広報委員に今年から入っておりまして。

全体で15人ほどメンバーがいるのですが、広報委員だと主にすることがその地域の広報誌を年に2回発行する形になります。

もともと住んでいる地域の自治会活動は好きな方ですし、草刈りとかお祭りとかも好きなので数年前に組長をして、次回ってきたときは防災か広報したいなーと思っていたので、多分積極的に関わりたい珍しいタイプだと思います笑。

第一回の会議が4月にあり、第二回の会議が先日ある中で、なるほどなーと思ったので、せっかくいい機会なので記事にしてみます。

毎年変わる広報メンバー。引き継がれない広報のコンセプト

住んでいる地域の自治会では、毎年委員が割り当てられたりします。

そのため、毎年委員会のメンバーが変わるんですよね。あと一回なると、次に同じ委員会にはいるのはだいたい10年後だったりする(僕の地域の場合)ので、去年広報やっていた人も今年には誰一人いない状態になります。

広報とは、その言葉の通り、広く伝えることだと思っていますが、しがとせかいとしては広報の建付けは、手段としての広報を通してどれだけファンを増やせられたかだと考えています。

その点に当てはめると自治会の広報が進めば進むほど、その地域のことを知ってもらい、好きになってもらうそんな広報が出来たら完璧です。

とはいっても、自治会の内容は仕事でもなく、先陣切って物事を動かすこともしません。
なぜなら今年その広報をしたとしたら、来年それを引き継ぐ人達が端的にいうと大変だからです。

つまり一年、満足感持ってやるなら僕は来年度以降もそのポジションでいつづけてやるならいいと思いますが、そうでないなら広報が「重労働」な形になり、自治会運営に問題を起こします。

そして僕自身も住んでいる地域ではありますが、しがとせかいの仕事にフルで関わりたいし全部を投じたいので、違うテーマを持って今年挑んでいます。

それが「引き継がれる」広報です。

引き継ぐデータもなにもない。それだと次の人がとても大変

自治会の委員会あるあるですが、まず委員会のメンバーは「それがしたいです!」と積極的に関わる人は本当に少数派です。

ほとんどが充て職ですし、充て職があるからこそ成り立つこともあります。

ただそうなると、出来れば一つでも多くの労力は持ちたくないし穏便に何もせず終わらせられたらという想いがどうしても出てきます。
困るのは、その場合、データの整理などもないので翌年引き継がれた人が「前年何をしていたのかがわからない」状態となります。

そこで今年、僕が関わって思ったことは、広報誌のデザインを見栄え良くするとか、動画を始めるとかではなく。この広報に関わりたいと思っている人を増やすことと、データを使いやすいようにしておくことです。

データを使いやすくしておくと、広報誌の形が決まってくるので次の年にパソコンが苦手な人ばかりでもなんとか出来ます。

さらに提案の一つとして今あげているのが、広報の制作業務を自治会内でできる人を募って業務としてお願いしようというものです。
広報委員のメンバーは「どんな内容にしたらもっと面白くなるか」を考えて、制作業務を違う人に委託することでできるんじゃないかなと。

僕の今年の役割はその二つで、その上でもしその制作業務を地域の高校生が担ってくれたら素敵だなと思っています。(アルバイト行くよりも高い金額で、デザインしたい人が作る状況がいい。)

広報は作ることがすべてではない。ちゃんと続けられることが大切です。

企業の広報を手伝っている中で、大切にしていることがそれが属人的にならないことです。

手離れがして、最終的には社内でできるように完結していくこと。
それが広報としてのしがとせかいの関わり方だと感じています。

そうやって滋賀県に広報ができる会社が増えれば増えるほど、滋賀県内での情報発信の量と質が高まり、滋賀県内・県外の人が「滋賀県って面白いよね」が増えていきます。

それの小さな規模ではありますが、今回自治会で「続けられる仕組み」を導入してもらって、また10年後に僕が広報に関わる時にみんなが関わりたい広報になっているといいなと感じています。

まだあと半年。頑張っていきます。

ではでは。