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地域×コワーキングスペース。まちの広報係も担うコワーキングスペースのイメージ。

2021年1月現在、3月オープンを目指してDIYをしている守山市の新しいコワーキングスペース。
そのコワーキングスペースでチャレンジしたいのは二店舗を地方で行うことももちろん、もう一つの役割を担うことができないかも含めてチャレンジします。
それがコワーキングスペースがあるまちに対する広報係という部分です。

行政以外の広報がほとんどないまち。

もしあなたが街の何かについて知りたかったらどうやってそれを調べますか?
飲食店だったらSNSを調べたらおそらく出てくるでしょう。
新しくできたお店に関してもウェブサイトやSNSがあると思うので、それで知ることができる可能性は高い。
では街で行われるイベントは?ちょっとしたハウツー系のものは?街独自にあるニュースは?
案外それらを知ろうとすると、行政が発信している情報以外はなかったりします。
一号店となる今プラス 元歯医者さん店がある湖南市のお店では、日刊湖南市という湖南市の情報サイトを作り、大体のことを調べたら日刊湖南市で記事が上がるようにしました。
ではそのサイトが街の広報係を担えているのでしょうか?
全く担えていないわけではないと思いますが、僕が思う街の広報係というところには届いていないと思います。
 

まちには情報を届けたい人がいるけど、届けられるメディアがない。

広報係として機能するには最低でもそのまちの10人の内、1人はフォローしているものが必要です。
10万人以下の街でいえば、欲をいえば10人の内、3人ぐらいが見られていたら大きい。
どんなまちにも必ず新しい出来事やニュースがあり、そのニュースの発信元になる人は「これをこの街の人に知ってほしい。」と思っていても、それを届けられるメディアがありません。
僕が思うまちの広報係は、そんな30%ぐらいが知っている・見ているメディアをまず持つこと。
まちで何か情報を発信したい、そのまちの人に知ってほしい。と思った時に、「あそこにお願いすれば広めてくれる!」と思えるものを作ることです。
これがまず一つ目の条件。まちの広報係を担う最低限の自分達で情報媒体を持つこと。そしてそれが30%の人が見ていてくれていることです。
 

まちの広報係を担うコワーキングスペースの5つの条件

まちの広報係。それはそのまちの人に情報を届けたいときに代わりに届けてくれる存在。
以外にも残り4つの条件があると思っています。
それがこちら。
1.そのまちの30%が見ている情報媒体を持つこと。
2.まちの人たちとの繋がりを持っている人が中にいること。
3.デザイナーがいること。
4.そこに幅広い世代のコミュニティがあること。
5.行政職員の面白い人の出入りがあること
この条件を満たした場合、そこはまちの広報係を担える可能性が出てきます。
まず一つ目の情報媒体を持つこと。これはウェブサイト以外にもSNSそれぞれのアカウントが1000フォロワーを超えていることが重要です。(ここでは10万人以下の街で計算。)
つまり、そのまちで一番のフォロワーを持つことでまちの広報係として一番のポジションを取ることができます。結果、情報を載せたい人にとっての最初の選択肢となり、情報が集まるサイクルになります。
続いて、コワーキングスペースが担うことの大きな部分がそこに人が介在することです。
まちにいるさまざまな人と繋がりを持ち「この街で面白い人といえばあの人」ぐらいの立ち位置になる。これも情報が集まりやすくなることと、その人が情報を発信しているということでの正しい情報を伝えていることの安心感にも繋がります。
3つ目はデザイナーがいること。ここもとても重要で、まちにあるデザインはどうしてもその作りこみが足りなくて、本当はデザインが良いともっと伝わっていたものも、広報物としてのデザインや仕組みのデザインが悪くてPRとしての効果を発揮しないところに繋がります。
そのためコワーキングスペースがまちの広報係となるためにはデザイナーとまちと繋がっている人がいることが内部のスタッフでいることが重要です。
4つ目はそのコワーキングスペースに年代問わずさまざまな人がいて多様なコミュニティがあること。何か企画をしたときに、面白い実行ができるようになります。
5つ目は行政職員で「街を面白くしたい」と思っている人が出入りしていることです。そうすれば行政との繋がりもグッと身近になり、よりできることが広がるでしょう。
 

まちの広報係×コワーキングスペースで新しいビジネスの形が見えてくる。

ここまで読んだ中で、まちの広報係を担っても結果的にボランティアになって本業が疎かになるのでは?という心配が出てくるかと思います。
実はまちの広報係をできれば、コワーキングスペースとしての新しいビジネスの形が見えてきます。
例えばまちの広報媒体を持つことができれば、そこから下記のような仕事に繋がる可能性はとてもあります。
・WEBサイト、パンフレットなどの受託業務
・インタビュー、動画制作などのPR業務
・企業、お店の専属PR業務
・フリーペーパーの発行
情報を発信することは誰でもできますが、それがしっかり伝わるというのがとても大切です。
伝えたい人は、伝わることに価値を見出し、お金を払ってお願いすることになります。
そしてそれがコワーキングスペースとしてのスペースを利用される以外での収入となります。

まちの広報係のコワーキングスペース。目指すべき数字はこちら。

ではどれぐらいの数字があるといいのか。
そのまちが10万人以下だと考えて、必要な数字はこちらです。
【ウェブサイト】
・月当たりUU 3万人
【SNS】
・Facebook, twitter, Instagram, YouTube, LINE 各アカウントで1000フォロワー以上
こちらがあれば、ひとまずまちの広報係として、土壌はできていると考えればいいでしょう。
この数字を到達して、さらにはそこからの新しいビジネスに繋げていくと次はこんなことができるようになります。
 

まちの広報企画係として雇用を生み出し、会社を作ろう。

まちの広報係として売り上げを作れれば、次はその売り上げを作りこんなパーティーを組んでみます。
・デザイナー
・ママさんライター
・大学生の動画製作者
・体張ってレポートするタイプの若手
・面白いおじいちゃんライター
それぞれが特色を活かして記事を作ったり、情報を発信することでよりまちの広報係として多様なカラーが生まれていき、ある程度売り上げも作れるようになったら合同会社などを作ってみるとより面白いと思います。
 

広報係の次は、企画係へ。僕が思う次のステップ。

まちの広報係としての役割りをある程度できて、それでビジネスとしても周り雇用が生まれました。
そうなるとそのまちの広報係としてある程度専念して関われる人が出てきます。
次のステップとしては企画もしてみましょう。
イベントをしてみるのもいいし、行政と連携してこれまでの企画をより面白くしてみたり、僕は空き家などをリノベーションして移住促進につなげてみるのもいいと思います。
そうやって民間ベースでまちの広報係が企画も行い、少しずつまちで新しいことがうまれリアルな場所としてコワーキングスペースがある。
なんだか面白そうな未来が見えてきませんか?
長々と書きましたが、僕が守山市のコワーキングスペースでやりたいのはそんなまちの広報係も担えること。
実はすでに日刊守山市というサイトも公開しており、続いて各SNSでも認知を深めていきたいと思います。
もし守山市在住で、まちの広報係にも関わってみたい!という方がおられたら、ぜひ一緒にやってみましょう。