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地方(滋賀県)でWeb系フリーランスを始める方へ。

2023年6月19日 滋賀とWeb

ここ数年、特に2020年の新型コロナウイルス感染症が日本にきてから1つの流れとしてやってきているなーと思うところがあります。

それが「Web系フリーランス」をしたい、始めたい方の流れです。

ここ数年、その流れは変わらずやってきておりここ滋賀県でもコワーキングスペースを使う人を含めて本当に増えてきました。

その中で、これから地方でWeb系フリーランスを始められる方へ、この辺り知っておくとすごくいいかも!というのをお伝えしてみます。

動画でも情報を見たいという方は、こちらを参考にしてみてください。

Webサイト制作の終焉

全国でオンラインで受講できるWeb関連のスクール。プログラミングからデザインまでオンラインで数十万円の金額を払って受講する形なのですが、その中で、これは伝えておいた方がいいのでは?と思っているのが「Webサイト制作事業」に関する急速な需要が減っているということです。

この流れ。なぜはじまったのかというと、Webサイトが必要ではないからではなく2020年のコロナを契機に国・都道府県・市区町村でWeb系の補助金が大量に出てきました。

その流れは2020年からおおよそ2022年まで3年間色々な形で出ており、Webサイトを作りたいと思っていた事業者の方々がそれらを使うことで「需要の先取り」をする形になりました。

つまり本来であれば、数年後に作っている可能性もあったけれど「補助金も出て、1/10しか負担しなくていいなら作っちゃおう」という形でみんなが作ることに。

この数年はWebサイト制作事業はバブル期となっており、多くの依頼が舞い込んできました。

ですが結果、それは需要の先取りでしかなくその結果、2022年おわり頃から少しずつWebサイトの依頼が少なくなることに。

そうして、2023年4月以降。Webサイトに使える補助金は数少なく、しかもみんな作ったものだからWebサイトの制作ニーズが地方・滋賀県でも少なくなりました。

これどういうことかというと、これからWeb系フリーランスをはじめてWebサイトの受託で生きていくんだ!という方にとっても、そもそもの需要がマイナスになっているから難しくなっているよということです。

当然0になったわけではないですが、限りなく少なくなっており、そもそも依頼自体も地域で実績がある事業者に対して最初に舞い込んでくる流れになっているため、新しく滋賀県・地方でWeb系フリーランスはじめました!となっても仕事がすごくとりにくくなっているのが現状です。

Webサイトだけで集客できないことを、もう皆知っている。

そうしてもう1つ。

Webサイトを作って、そもそもどこまで集客できるのかという話になります。それこそ地方だとこれまでWebサイトを持っていない事業者もあったり、作り込みをしていないをしていないからこそ、生まれた「しっかり差別化した情報を提供すること」でWebサイト集客ができたものがあります。

ですが、みんなが横一列に作り始めたこと。そもそも検索の仕方もGoogle・YahooからInstagram・YouTubeなどで変わってきていること、最初の流入がWebサイトではなくなってきたことから単純にWebサイトを作りましょう!YouTubeをはじめましょう!だけでは、集客ができません。

やるなら「全部やる」なのです。

SNSもLINEもWebサイトも、なんならリアルの施策も行うことで、流入元を抑えることができ、さらに情報を提供できることで集客へと繋げていくことができます。

「Webサイトを作れば集客できます。」は昔でいうところの「新聞折込をすればお客さんがきます」ぐらいに可能性が低いものになってきており、現在地方であっても「SNS・動画・Webサイトを組み合わせて戦略的に提供することで集客できます」に変わっています。

実際にコワーキングスペースを実店舗で2店舗運営していることもあり、地域で事業をすること・集客することの大切さは大きく変わってきていることを肌身で感じています。

そうすると「Webサイトを作ります!」は、もう響かなくなってきておりWeb系フリーランスをはじめます、作りますはかなり厳しくなっていることを知っておきましょう。

地域特化でいくなら、地域で事業を取れる仕組みを作る

ここまで書いておくと、せっかく身につけた技術なのに意味がないのかと思われるかもしれません。

ですがそうではなく、その技術で取れた仕事がこれから取れなくなっただけです。
地域特化、滋賀県に特化して仕事を取っていくのであれば、必要な考え方として「特定の要素」を掛け合わせたWeb系フリーランスになればいいのです。

例えば、地方でまだまだ不足している人材にこういった知識・技術がある人はとても少ないです。
・GA4に精通していて、レポートデータ・広告との設定がしっかり行える。
・Web広告、SNS広告のPDCAが回せて数字で語ることができる
・事業系のショート動画の運用実績がある
・リアルな広報とWeb広報を組み合わせた実績がある
・特定の業種における集客実績がある

などなど。

技術系であれば、GA4やSNS広告の運用。
実績系であれば特定業種の集客実績や動画マーケティングを絡めたものとなります。

Web系フリーランスといっても、Webサイトだけしか作ってはいけないわけではいけません。

「Webサイトも作れる、⚪︎⚪︎もできる」という掛け合わせを持ってすることで、滋賀県・141万人の人口、3万社以上の中小企業における唯一の人材になることができ、それらの人口・会社規模から依頼をもらう可能性を作ることができます。

例えば実績づくりが難しいなら、この動画で解説したような方法で自分をローカルでのインフルエンサーとなるのも1つの手です。

また一人では事業の柱を作るのが難しいのであれば、フリーランス同士で繋がり専門的なチームを結成するのも1つです。

・Webサイトを作れるWeb系フリーランス
・Instagramの集客につよいWeb系フリーランス
・GA4に精通しデータ分析ができるWeb系フリーランス
など、それぞれの特徴を活かして1つのチームを結成して、そこから仕事をとっていくという形です。

毎日届くWebの仕事依頼のメールを思い、記事を書きました。

今回記事を書こうと思ったのが、この数年の中でも特に今年多くのメールをいただいている「一緒にタッグを組みませんか」や「お仕事募集しています」のWeb関係のメールです。

以前はフリーランスの人が多かったのが、現在は法人系の内容も増えており、だからこそ「本当にWebサイトだけでやっていける時代は終わったのだ。」と思うようになりました。

では僕が今、同じ立ち位置にたったとしたら何をするのかなと考えて1つの参考になるかもしれない記事がかけたらいいなと思い、この記事を書いてみました。

参考にしてもらって、その結果地域・滋賀県に中小企業や事業者にとっても嬉しい新たな依頼先が生まれ、そこから売上や雇用が生まれて滋賀県がまた1つ面白くなったらすごく嬉しく思います。

ではでは。