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小さくコツコツするのと、大きくドカンとする。まちづくりに大切なものはどちらだろう?

2021年4月26日 滋賀と世界

自分のまちを面白くしたい!となってコワーキングスペースという拠点を作ったとします。
最初はお金がないから、自分の手が届く範囲ではじめてみたとしたら、大きなリターンはないけれどコツコツ続けていくことはできます。
ここでいうリターンとは、金銭的なものだけではなく、日常的に関わってもらえる人や注目度、更に大きな発展をしていくものなどです。
では逆に最初から大きく投資をしてコワーキングスペースを作ったとします。
これは逆に背景に資本があったり、継続的に活動できるものであれば問題ないと思いますがそこでのアテが外れるとどうなるか。
潰れる、倒産する、うまくいかなくなるという結果に近づいていきます。
 

どこをまちづくりの拡大の対象としてみるのか?

僕はまちづくりは、そのまちを好きになる人を増やすこと=新しい価値が生まれ続けていく仕組みだと考えています。
小さな1が生まれ続けていくことも必要だし、そこを飛ばして10という価値を作るのも一つでしょう。
地方だとハードや大きな価値を作るものは行政がしたりするのですが、そこの内部に関わる人がどうしても3年単位での異動とかだと持続しなかったりするので、結果箱物で終わったりします。
(逆に首長がそこの価値をわかっていたりすると、適した人材を長い月日で配置するので箱物で終わらないケースもあるのですが。)
まちづくりの拡大を、そのまちだけのレベルでみたときに、小さくコツコツも大きくドカンもパイが決まっているので、あまり大きなリターンは得られませんが、逆に大きくドカン×町外を狙いつつ、そこへの小さくコツコツを数ヶ月レベルでやってみるというのはアリかなと思っています。
最初にその路線を見極めつつ、小さくを出来る限り早い段階で終わらせて集中投下でやってみる。結果、地方の場合そのドカンは目立てるケースが多いので、うまいこと回りだしそうかなと。
小さくコツコツは、年数重ねてしまうと本当に積み上げていくものが小さく小さくなってしまうので、目標を大きくドカンと考えている方はどこか早いタイミングでリスクをとったほうがいいかもというお話でした。
ではでは。