コロナを通して、企業・お店もその事業形態を変えていくことがどんどん余儀なくされています。
変化をするということはこれまで行ってきたことを何かをなくして、新たに作り直すということです。
今回プロジェクトとして関わったのが、滋賀県の企業がアナログだった作業内容をデジタル化し、さらにSDGsへのリブランディングを取り入れた事例となります。
滋賀県湖南市で長年廃棄物処理事業を進めてきた株式会社三峰環境サービス。
毎日多くの運搬車が街の至る所で走る中、それを記録してきたのはすべて紙という状態でした。
紙の良さは、自分たちの好きなように書き換えられること、レイアウトを決められることです。
ただ毎日の膨大な量、さらには情報のやり取り、変更されたゴミ収集に関する情報の共有などから煩雑する状況になり、新たに着手したのが、すべてをデジタル化したというものです。
具体的には
・ゴミの収集情報のデータをすべてデジタル化
・収集情報から配車情報の作成もデジタル化
・コンテナ数の管理を自動で算出できるようにする。
をそれぞれ対応したオリジナルシステム「エムシス」を開発。
さらにシステムをクラウド化させたことで、外部からでもデータの閲覧が可能となりこれまでは紙や電話でやり取りしていた情報が圧倒的に管理しやすくなり、情報共有が行えるようになりました。
紙で行われてきた業務をデジタル化させることで、従業員の方々の作業効率もあげることができ、何より集計という手間を省けたこと。集計情報の把握で営業面でも活躍しております。
これまで三峰環境サービスの事業内容をPRするものはウェブサイトやパンフレットのみとなっておりました。
基本は事業内容を中心に据えていたのですが、今後の社会の動きと求められるものを考えて、事業の考え方の中心にSDGsをメインとすることに。
外部へ伝える手段として取り入れたのはウェブサイトとパンフレットの一新。さらには会社名を株式会社三峰環境サービスとしてではなくMITAKA GROUPという形で全体を通して一つのブランドを作ることにしました。
サイトの構成も、事業内容だけではなくSDGsを絡めた「MITAKAのミカタプロジェクト」をコンテンツとして制作。
WEBサイトのテイストも、通常の廃棄物処理関係の事業者とは異なるデザインとして変更しております。
さらに今後の情報発信をより容易にするために、WordPressを採用し日々の活動をより発信できる形式を整えました。
今回のプロジェクトを通して、企業としてのデジタル化、さらにはSDGsによるリブランディングのスタートに立つことができました。
今後は、より二つの側面が会社に浸透し、さらには地域・社会へとMITAKA GROUPのイメージ向上を図る動きに対して、当社も協力していきたいと思います。